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2020年実施「ものづくり補助金」公募開始。今年は何が変わったのか?

3月10日に、2020年実施の「ものづくり補助金」の公募要領が公開され募集が始まりました。

応募数が一番多い「一般型」について、公募要領からそのポイントを当社が連携している「五島俊幸」経営コンサルタントがまとめましたので、紹介します。

 

1.「ものづくり補助金」が大きく変わりました

今までの公募要領およびその他の主な変更箇所について、まとめました。

・通年で公募、3ヶ月おきに締切、採択の発表

・補助事業の実施期間を10か月に延長

・申請手続きの100%電子化      

・賃上げ要件の追加

・必要な添付書類の削減〔最大16点(必須6点)→最大8点(必須3点)〕

・認定支援機関の関与が任意に変更

・事業計画書作成支援者の報酬額の記載

・給与支給総額の定義の明確化

・「政策面」審査項目の一新

・「ものづくり技術」と「革新的サービス」の区別なし

 

2.「2020年実施のものづくり補助金」とは?

「ものづくり補助金」とは、中小企業が、“経営革新のための設備投資”に使える補助金です。

一般型の補助金額は100万円~1,000万円補助率は1/2(小規模企業者・小規模事業者2/3)です。

小規模とは、業種によって異なっています。製造業等では、「常時使用する従業員が20人以下」が小規模、それ以上が中小企業になります。サービス・小売業等では5人以下になります。

その取組みとして、次の4つの類型が対象になります。

ここでいう「革新性」とは“自社になく、他社でも一般的ではない、新商品開発、新生産方式、新サービス、新提供方式”ということです。

したがって、老朽設備の更新のための設備投資は対象外になりますので、注意してください。

 

3.どんな事業計画が必要なのか? ~補助対象事業の必須要件とは~

今回の補助金申請にあたって、次の要件が決まっています。この要件は必須になります。

なお、これ以外にも、細かい要件がありますので、公募要領を必ず確認してください。

それから、申請要件に反する場合の返還規定もあります。その内容も踏まえて申請をしてください。例えば、「給与支給総額の増加」では、従業員に表明している証拠書類も求められています。

にもかかわらず、交付金受領後に、申請時点で表明していないことが発覚した場合、全額返還を求められます。4.どんな経費が補助できるのか?

補助金の対象経費は、費目が細かく限定されています。補助金の目的が「設備投資」になりますので、機械装置とそれに関連したものです。したがって、人件費や広告宣伝費などは対象外です。

さらに、各費目についても、上限額の規定等がありますので、これについても公募要領で確認してください。この規定を守っていないと、不採択になりかねませんので、内容を確実に理解しておくことが重要です。

 

4.どういう観点で審査されるのか? ~審査項目と加点(減点)項目~

審査項目で大きく変更されたのは、「政策面」です。「技術面」と「事業化面」については、大きな変更はありませんでした。

<加点項目>

①成長性加点:「経営革新計画」の承認(取得予定の)事業者

②政策加点:「小規模事業者」又は「創業・第二創業後間もない事業者(5年以内)」

③災害等加点:

③-1:「新型コロナウイルスの影響を受けて、サプライチェーンの毀損等に対応するための設備投資等に取り組む事業者」又は「令和元年度台風15号等及び台風19号の被災事業者(激甚災害指定地域に所在する者限定)」

③-2:「事業継続力強化計画」の認定(取得予定の)事業者

④賃上げ加点等:

④-1:一定率以上の給与支給総額の増、かつ事業場内最低賃金の一定額以上の増額計画

および従業員への表明

④-2:被用者保険の任意適用

<減点項目>

今までなかった減点項目が、今回新たに設定されています。

内容は、「過去3年間に類似の補助金の交付決定を受けていた場合、交付決定の回数に応じて減点」されます。ということは、初めて申請する企業にとっては、有利になります。

5.【1次締切の場合】受給までの手続きとスケジュールは?

今回は、スケジュールが大きく変わりました。

まず、補助事業期間が長くなりました。「交付決定日から10か月以内の事業実施期間(ただし、採択発表日から12か月後の日まで)に、発注・納入・検収・支払等のすべての事業の手続きがこの期間内に完了する事業であること」となりました。今まで半年ぐらいでしたので、その点は余裕ができました

 

また、申請手続きも「補助金申請システム〔jGrants(ジェイグランツ)〕による電子申請になります。

「jGrants」を利用するためには、「gBizID(ジービズアイディー)」アカウントの取得が必要です。

このIDがないと申請できませんので、まだ取得されていない方は、すぐにこの手続きをしておいてください。

アカウントの申請書作成サイト https://gbiz-id.go.jp/top/

作成手続きの動画とマニュアルのサイト

動画: https://www.youtube.com/watch?v=HbPRuahun2o&feature=emb_logo

マニュアル:https://gbiz-id.go.jp/top/manual/pdf/QuickManual_Prime.pdf

今年度の募集は、5回に分けて実施されます。

2次締切以降のスケジュールも決まっていますので、申請書作成の計画も立てやすくなりました。

以上、2020年実施の「ものづくり補助金」の概要でした。ご参考になれば幸いです。

 

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