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「ものづくり補助金」の申請書を書く前に、これから作りましょう!

現在「ものづくり補助金」の公募が引き続き行われています(現在「第2次募集中」:5月20日(水)締切り)。

「ものづくり補助金」の申請書には、「ストーリー」が必要です。

この「ストーリーの作成」について、当社と連携しています「五島俊幸」経営コンサルタントに紹介してもらいます。

前回は、ものづくり補助金の「革新性」について、お話ししました。

革新性とは、「自社になく、他社でも一般的でない、新サービス、新商品開発や新生産方式」ということでしたが、これだけでは、なかなかイメージできないかと思い、より具体的にお話しすることにしました。

 

1.申請書を書く前に、こんなストーリーを作ります

多くの社長さんが、「ものづくり補助金」に興味を持たれるのは、“古い設備を買い替えたいけどその資金をどうにかできないかなぁ”と思われたときではないでしょうか。

申請の切っ掛けとしては、至極当然のことですが、単に設備の更新だけでは、「ものづくり補助金」の審査対象にならないことは前回お話ししたとおりです。

そこで、今回は、設備更新を「革新性」につなげるための方法のひとつをお伝えします。

単なる設備更新であったとしても、当然、その設備を導入したい理由があるはずです。

製造業の場合、取引先からの納期短縮、加工が難しい製品の依頼、手間がかかる加工など多くの要望があります。それに応えたいが、設備が旧式のため能力が低く、自社の技術やノウハウだけではどうしても応えられない。そこで、新しい設備を導入したいというストーリーを作ることです。ストーリーといっても、架空の話ではありません。がんばれば実現できるストーリーです。

具体的に、金属加工の会社で説明します。

この会社の課題は、取引先から求められた納期の短縮とします。

金属加工の工程としては、下のような工程があるとします。

その工程のうち「熱処理、機械加工」で使用する設備は、最新型を導入していますが、「研磨」の工程が旧式設備のため、処理能力が低く自社のノウハウだけでは解決できず納期が遅くなっていました。

このケースの課題としては、「研磨設備の処理能力が低いこと」になります。(この課題のことをよく「ボトルネック」と言います)

そこで、この課題を解決するには、「研磨設備の最新型に更新する」という答えが出てきます。今まで培ってきた自社の強みである加工技術を最新設備の能力で活かすことにより、大幅な「納期短縮」を実現するというストーリーです。

 

2.これを図で表すとこうなります

ストーリーを作るうえで、次の4つの場面があります。

① 現状

② 課題

③ 解決方法(設備投資)

④ 目指す姿

始めに、「自社の現状分析」が必要になります。そして、「目指す姿」についても具体的に想像してみます。そのうえで、「目指す姿」を実現するために、「現状においてどんな課題があるのか」を洗い出します。そして、その課題に対する解決策について検討します。これらを具体的に、実現できるレベルまで掘り下げます。(これぐらい具体性がないと、申請書には書けません。)この解決策のうち設備導入の資金が「ものづくり補助金」になります。

ところで、繰り返しになりますが、「ものづくり補助金」は、設備導入の計画だけを書いても採択されません。

というのも、「ものづくり補助金」の申請書で求められているのは、「3年~5年間の付加価値額」や「給与支給総額」などの数値目標を含めた事業計画になるからです。

なので、「ものづくり補助金」の申請書には、はっきりと「事業計画書」と書いてあります。

「ものづくり補助金申請書」でも「設備導入計画書」でもありません。あくまでも「事業計画書」です。

つまり、「ものづくり補助金」で導入する設備の位置づけは、事業計画を達成するために実施する個別計画のひとつということになります。

「ものづくり補助金」に限らず、他の補助金や「経営革新計画」などの各種計画も同様に事業計画が求められています。

そこで、「ものづくり補助金」の申請するしないに関わらず、事業計画書を作っておけば、他の補助金や各種計画などの申請の際にも活用できます。作成されていないのでしたら、是非、この機会にチャレンジしてください。

 

3.もう一つ、具体的な採択事例を紹介します

最後にご紹介するのが、福岡県内で採択された事例です。

「ものづくり補助金」の福岡県事務局である福岡県中小企業団体中央会のホームページに掲載されています。

「ものづくり補助金」は、平成25年度から実施されています。福岡県でも平成30年度実施分までの6年間に、延べ2,012件の事業計画が採択されました。

この成果事例集のウェブサイトでは、平成24年度~26年度補正事業の採択案件から15社が紹介されています。文章と動画により設備の導入理由から活用方法や波及効果までを文章と動画で説明されています。業種も鋼板加工、板金加工、金型設計・製作、日本酒製造、桐箱製造、菓子製造など多岐にわたっています。「ものづくり補助金」の申請を検討されている社長さんには、是非見て欲しいです。

なお、各社の紹介動画の最後にこんなメッセージがありました。

“次はみなさまが、ものづくり補助金を活用する番です”

ぜひ、みなさんも「ものづくり補助金」にチャレンジしてください。

この情報がみなさまの参考にありましたら幸いです。

 

15社成果事例ホームページURLアドレスは以下の通りです。

ONE STEP TO THE FUTURE ふくおか ものづくり補助金 成果事例集

https://fukuoka-monohojo.com/

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