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今、いくらお金がありますか?:資金繰り表の作成

私が代表を務めている別会社「(株)ビザアシスト」の資金管理として次の3つを使用しています。

(1)「試算表」(各月毎の「貸借対照表」「損益計算書」)

先号で報告のように、「5営業日以内」に集計がまとまるようにしています。

(2)「日次資金繰り表」(日繰り表)

2年目の会社で、資金の余裕がないので、資金ショートを防ぐために「日ごとの入金・出金」を管理し、2ヶ月先の状態を把握しています。

(3)「受注・引き合いリスト」(件名、入金時期)

この表の内容と上記の「試算表」、「日繰り表」を照らし合わせて、早めにアクション(特に営業活動と経費の見直し)が取れるようにしています。

 

今回は、(2)の「資金繰り表(月次・日次)」について紹介します。

「どんぶり勘定経営」から脱し、「科学的根拠に則った経営」を行いましょう。

 

そもそも「資金繰り」とは?

資金繰りとは、一般的には営業活動で生ずる資金の過不足に応じて、日々の決済に支障を生じさせないよう必要資金を調達するとともに、収益を生まない無利息資金を必要以上に滞留させないよう余剰資金を運用するなどの調整を行うことをいいます。

資金サイクルを回して、会社を続けていけるようにすることが「資金繰り」の目的です。

中小企業では、「資金繰り」は会社の代表である社長がやるべき仕事です。

中小企業で、資金繰り表を運用している企業はごくわずかであると認識しています。

 

月次資金繰り表とは?

「月次資金繰り表」とは、一ヶ月間の資金繰りがうまく回るかどうかを検証するチェック表です。

前月繰越+当月の収入-当月の支出=次月繰越

*前月繰越:月初時点での資金残高

*次月繰越:月末時点での資金残高

次月繰越がプラスになると予想されれば、おおむね資金繰りは安全と思われます。

参考として、一例を示します。

この場合、4月の実績が計画よりも悪い(収入:減少)ので、5月に「5,000千円の借入」を行って資金ショートを防いでいます。

また、次月繰越がプラスでも、入金日と支払日が合わないと資金ショートを起こします。

そのため、上記の表のように「資金の蓄えが十分でない企業」は、日ごとの資金の状態を管理する必要があります。

 

日次資金繰り表(日繰り表)

先の企業のように資金繰りが厳しい企業においては、「日繰り表」を作成して、数日間の間に先回りして、打てる手を全て打っておく必要があります。

上記の企業の「4月の日繰り表」を示します。

月末に残高があり、繰越がマイナスになる日(資金ショート)がなく問題がないように見えますが、綱渡りの状態です。

例えば、20日に予定していた「売掛金の回収」が月末に遅れた場合24日の「役員報酬」「従業員給与」の支払い、「B銀行の返済」ができなくなります

まして売掛金が回収できなくなった場合は、倒産に向かっていきます(黒字倒産の可能性もあり)。

これを防ぐためには、借入で当面の資金を増やすことも考えられますが、根本的には自己資金を増やすことが必要です。そのためには、

● 「利益を上げて」資金を増やす

● 利益を上げるには、「売上を上げる」「経費を減らす」

根本的には、「利益率が高い」ビジネスモデルに変革。そのためには、商品・製品、サービスの開発が必要になります。

 

「日繰り表」を日々運用していると、会社の状況を把握するとともに、課題が明確になり、やるべきことが見えてきます。

当社では、「資金繰り表の作成」「試算表の有効管理(早期に実績を知る)」など、税理士に依存せずに「自社で業績管理ができる仕組み作り」の支援を行うことができます。

 

 

 

 

 

 

 

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