売上を上げ続ける戦略(2)利益を確実に出すためにはこうする!
これまで紹介しています弊社が提供している『売上向上支援パッケージ』は、販売の方法に関する実務面の具体的な支援メニューです。
その前提には、「中小企業が売上を上げ続けるための販売戦略」があります。今回、連携している『(株)事業パートナー』のメルマガを参考にして、この中小企業の販売戦略について5項目にまとめましたので順次紹介していきます。
1. 儲けるための商品の売り方の仕組みとは?
2. 利益を確実に出すためにはこうする!
3. ターゲットの明確化。誰にでも売るというのは駄目!!
4. 商品・製品は”売れた”ではなく「売れる!!」のである
5. 販売計画の7原則
(株)事業パートナーのホームページはこちら
第2回の今回は、「 利益を確実に出すためにはこうする!」について紹介します。
一般的な中小企業の経営者の利益に対する考え方
1.売上を上げた結果に利益がついてくる
2.仕入れ価格の2倍~3倍で売りの価格を決める
3.人件費を安くする
つまり ↓
キチンとした利益を作るための計画がありません
すると ↓
”沢山売れた時は”利益が出る”
”少ししか売れない時は利益が出ない”
ならば ↓
初めから利益が出る計画を作れば良い
≪利益計画の作り方≫
1.どの商品の利益率を高くして(儲けて)、
2.それぞれの商品の販売目標を決める
3.それぞれの商品の販売方法を決める
4.上記を達成するための経費を見積もる(人件費、家賃、
5.営業利益を見積もる
6.借入利息と税金と返済元金を計算する
7.最終利益を計算する
8.計画に無理がないかを再度検討する
売上は予定で、経費は確定!で進める
<売上が達成できず、経費の方が多かった場合の対応>
1. 何故、達成できなかったのか、原因を見つけて改善する
2.改善方法が確実でなければ、経費を少なくする
※改善方法のポイントは?
・社長一人で考えない
・社員全員で考える
・コンサルタントに相談する
・全て数字で表わす
・人・物・金・時間・空間は全て原価であることを全員で自覚する
・短時間で経営を考えず、3年間、5年間で考える
≪仕入計画をどうするか?≫
販売計画と生産計画を合わせて → 在庫を一ヶ月分以下にする
<在庫に対する考え方>
仕入れ 1個 100円×5個=500円
販売 1個 150円×3個=450円
資金繰り 支払い500円-入金450円=不足50円
在庫が増えるということは、不足金が増えるということ
つまり ↓
黒字倒産
・需要測定の根拠を明確にする
・1ヶ月は約30日間。月末に如何に在庫を少なくするかを考える
・多量仕入れをすれば単価が安くなる。しかし、売れ残れば結局、
・仕入方法に対して一定の基準を作る
・売り切るにはどうしたら良いかを考える(魚屋・八百屋等)
≪商品の寿命≫
1.現在の商品の寿命を考える。
2.商品の寿命に合わせた仕入れを計画する
<商品の寿命サイクル>
≪結論≫
●利益を確実に出すためには、明確な根拠が必要
●何度も検討した計画
この二つを社員全員で考えること
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