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BPOとアウトソーシングの違い

BPOサービスとは?

最近、「BPOサービス」という言葉を新聞や広告などでよく見かけます。「外注」や「アウトソーシング」と何が違うのでしょうか?

アウトソーシング

仕事を担う人やサービスを契約によって外部から調達し、企業経営を強化する手法です。その対象は、総務・人事・経理・情報システム開発や運用などのバックオフィス業務が中心です。会計事務所に会計記帳や試算表の作成を依頼する、人材派遣会社から経理事務の派遣を受ける、IT企業にホームページの制作やメルマガの配信を委託するなどが該当します。

BPOサービス

企業が中心的な業務(コア業務)以外の「部門やビジネスプロセス」をまるごと外部の企業に委託する経営戦略のことを言います。部分的な業務の委託ではなくビジネスプロセスごと移管することで、単純なオペレーションの委託のみならず経営レベルでの改革を行う重要な業務を委託する経営戦略のひとつです。

具体的な例

2021年8月14日(土)の日本経済新聞に、次の記事が掲載されていました。

凸版印刷子会社の「ONE COMPATH」は、家事代行業向けのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスに参入する。家事代行会社の顧客対応やスタッフの勤怠管理、データ入力などの事務を代行するほか、業務効率の改善も支援する。・・・同社は2020年から家事代行の比較サービス「カジドレ」を運営している。新サービスの提供を通じてデータの一元管理を進め、家事代行業務の現場にデジタルツールを導入する狙いがある。

家事代行業は新型コロナウィルス禍で需要が膨らんでいる。繁忙になるにつれ、業務管理に紙の書類を使うなど方法がアナログで各社の管理方法も統一されていないなど、効率化が課題となっている。

上記の中で、単なる事務の代行であれば「アウトソーシング」ですが、業務効率の改善も支援するということであれば、BPOサービスになります。

 

BPOサービスのメリット

BPOサービスを採用するメリットは次の3点です。

1 社内のリソース(資源)を本業(コア)業務に集中させられる

2 専門業者のスキルを活用できる

3 コストを削減できる

1 社内のリソースを本業業務に集中させられる

企業には様々な業務がありますが、直接収益につながらなく自社でやる必要がない業務をBPOとして外部に委託します。これにより。コア業務に人材や資金を投入することができ、新製品・サービスの開発を行うことができ、企業収益の向上が見込めます。

また、BPOサービスを活用することにより、非効率業務の改善が期待できます。部門間で重複する作業がある、慣例でムダだと想いながら書いている報告書がある、何のためにあるかわからないルールがあるなど、ムダなコストがかかっている場合があります。BPOサービスでは、導入時にボトルネックの分析を行い、書式や処理方法の統一、マニュアルの整備、ITシステムなどの業務プロセスの改善を行うことも可能です。

2 専門業者のスキルを活用できる

BPOサービス業者は、受託業務に関して専門的なスキルやノウハウを保有し、スペシャリストを抱えているので、委託した業務に関して高い完成度が期待されます。そのため、委託した業務に関して心配する必要がなくなり、結果として自社の本業に注力することができます。

3 コストを削減できる

企業では様々な業務があり、それらの業務量は常に一定ではなく、繁忙期と閑散期が存在します。繁忙期に合わせて人材を揃えると閑散期に人が余ってムダなコストがかかります。

BPOサービス業者であれば、他の企業からも業務を受注しているので、業務に必要な人員だけを必要なタイミングに割り当てることができ、これにより自社で人を雇うよりもコストを下げることができます。また、BPOサービスは、本来固定費である人件費を、変動費として扱うことができます。

 

BPOサービスの活用例

マーケティング業務の委託

自社のマーケティング部門(機能)を丸ごと委託します。

(1) ウェブマーケティング戦略の立案

(2) ホームページやECサイトの設置

(3) ウェブ広告の掲載

(4) 商品購入までの各ステップの調査・解析

(5) 解析に基づく改善

従来であれば、上記の(2)ホームページやECサイトの設置だけを外部に委託し、その他は自社のマーケティング部門(営業部門)が実施していたものを専門業者に委託できるので、より良い結果が出る可能性があります。この場合の報酬は、固定部分と売上に応じた変動部分(成功報酬分)の2通りにする方法もあります。

施設の管理業務の委託

日常的に発生する清掃や備蓄品の管理はもちろん、受付や従業員からの問い合わせ対応など、包括的に管理業務を任せることができます。当社が入居している事務所は、北九州市がベンチャー企業のために貸し出している施設で、その運営をBPOサービス会社に委託しています。受託会社は単なる管理業務だけでなく、セミナーの企画や情報発信なども任され、更に全国にある同様の施設と連携したイベントの企画立案・遂行も行っています。

 

BPOサービスの利用は経営計画(戦略)の一つ

BPOサービスを有効に活用する前提は、「経営計画」の策定です。

全社の経営計画を策定し、それに基づき、各組織(開発、製造、営業、人事、総務、購買など)を設定し、その組織の実施する機能の中で、BPOサービスを利用した方がよいものを選定します。

手が足らないので委託するのではなく、経営計画と関連付けて、戦略的活用することが必要です。

経営計画の策定、BPOサービスの活用検討については当社にお問い合せ下さい。

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