産学連携を使って自社の発展を加速!プロの力を活用
2017年4月から、国立大学法人「九州工業大学」の「産学連携コーディネータ」を務めさせて頂いてます。
現在、九州工業大学では、地域企業の皆様との連携をこれまで以上に積極的に進めていく方針です。
「産学連携コーディネータ」は、企業と大学の研究者(先生)の橋渡しを行う役割です。
企業で「困っていること」や「新しく行いたいこと」をお聞きして、その内容に関係する研究をしている研究者を選定して、まずは両社の打合せの場を持ちます。
その打合せの結果、後で示す連携方法を実施していきます。
「大学は敷居が高い」「相談するには知識不足」のように思っている方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません。
ご気軽にご相談にいらして下さい。
現在保有の技術・製品に大学のエッセンスを加えることで、より魅力的なものを造り出せる可能性があります。
ぜひ、プロの力を活用して下さい。
こんな場合はご相談を
● ○○先生の「××に関する技術」について聞きたい。
*九州工業大学の各研究者の研究内容を調べることができます
http://www.kyutech.ac.jp/research/researchers.html
● 現在、××を開発しているが、□□の面で行き詰まっている。○○に知見を持っている先生を紹介してほしい。
● 当社の製品××に□□という機能を持たせたい。
● ××は△△という物質でできており、傷を防ぐために表面を強化したいので、表面処理に知見を持つ先生を紹介してほしい。
● 当社では○○と××の接合を行っているが、特定の場合に強度が出ない。この原因を知りたい。
※ 具体的であればあるほど、マッチングの可能性が高まります
まずは「技術相談」(無料)
まずは、産学連携コーディネータとの「技術相談」を行い、次のステップの対応を両者で検討を行います。
ホームページに記載の「技術相談依頼票」をメールかFAXでお送り頂ければ、相談内容に対応できるスタッフを選定して、相談日の連絡を致します。
可能な限り、ご説明できる資料(構造図、プロセス図、製品の資料、写真など)をお持ちいただければ、より最適な対応を取ることができます。
http://www.ccr.kyutech.ac.jp/ask/
4つの連携方法
最初の「技術相談」の段階やその後の関係する「先生との相談」の中で、次のステップを行うにあたり、次に示す4つの連携方法を用意しています。
各費用については、開始前に見積もりを提示して、その後協議の上決定します。
共同研究
企業等の研究員と大学の教員が共通の課題について対等の立場で行う研究です。
受託研究
企業等から委託を受けて大学の教員が行う研究です。
学術指導
企業等からの相談を受け、大学の教員が専門知識に基づき助言、指導等を行うものです。
知財(特許)の活用
ライセンス等で、九工大の特許等をご活用いただきます。
会社の業績を伸ばすために、「新製品」や「差別化」が必要と言われますが、中小企業が大企業の真似をして安易に新製品開発や新技術開発に手を出してしまい、途中で行き詰まってしまうケースが多くあります。
現在保有の製品や技術をベースにして、これまでにない組み合わせで再構成して、付加価値が高い新製品や新技術を生み出せる可能性があります。
この組み合わせの一つとして、大学をぜひご活用下さい。
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