事務所の書架から(5):心と生き方
前々回「小宮一慶」氏の著書「社長の成功習慣」を紹介させて頂きました。その著書の中で、小宮氏が影響を受けた方として、「松下幸之助」氏と「稲盛和夫」氏を上げられていました。
前回は松下幸之助氏の本を紹介しましたので、今回は「稲盛和夫」氏の著書を紹介します。
「心と生き方」 稲盛和夫述 京セラコミュニケーションシステム編
*PHP研究所 2017年11月6日発行
人生・仕事の結果 = 「 考え方 × 熱意 × 能力 」
考え方は「マイナス100点からプラス100点」まである。すなわち、マイナスの考え方では、いくら熱意や能力があっても結果はマイナスになってしまう。
これは、前々回に紹介した「小宮一慶」氏の「経営者の仕事」の3つ、
①企業の方向付け、②資源の最適配分、③人を動かす
の中の「①企業の方向付け」と同じ考えと理解しました。
経営においては、「方向付け(考え方)」が最も重要であることが再認識しました。
★ 「6つの精進」ですばらしい人生を(著書から)
① 誰にも負けない努力をする ※結果が出ないのはまだ努力が足りない
② 謙虚にして驕らず ※努めているが・・・つい・・・
③ 反省のある毎日を送る ※反省のしかたに問題あり
④ 生きていることに感謝する ※いつもこの考えでいられるか?
⑤ 善行、利他行を積む ※まだまだできていない
⑥ 感性的な悩みをしない ※悩みを引きずっている人生・変えるぞ!
「※印」は、現在の私です。ぜんぜんできていませんが、変えて行きたいと願っています。
「小宮一慶」氏の著書から、「松下幸之助」氏、「稲盛和夫」氏の著書を紹介しました。この3冊は事務所で直ぐに手が届くところにおいて継続して読ませて頂きます。
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