2025年6月末・在留外国人の状況
2025年10月10日に「出入国在留管理庁(入管)」から、2024年6月末時点の在留外国人の状況が報告されています。
在留外国人数の推移
2025年6月末時点の在留外国人数は、「3,956,619人」で1年前と比べて「367,663人(10.2%増)」増加し、過去最高を更新しています。
2020年、2021年は、コロナ禍での入国制限で減少しましたが、制限が緩和・解除後は増加し、コロナ禍以前(2019年末)よりも多くなり、更に増加を続けています。
国籍・地域別の在留外国人数
次表に「国籍・地域別」の在留外国人数の推移を示します。
直近では、人数的には「ベトナム」の伸びが大きいですが、コロナ前(2019年)からの増加率の面では、「ネパール」「インドネシア」「ミャンマー」「スリランカ」の伸びが顕著です。
2025年6月末の「国籍・地域別」の割合を示します。中国、ベトナム、韓国の3ヶ国で全体の半数以上を占めています。
在留資格別の在留外国人数
在留資格別の在留外国人数を示します。永住者が最も多くなっています。
各国・地域の在留資格別を示します。これにより各国・地域の在留者の特徴が読み取れます。
<就労系在留資格+留学>
就労系では、技術者や貿易関係の高度人材では「中国とベトナム」が多く、現場作業(特定技能・技能実習)では「ベトナムとインドネシア」が多い状況です。留学では中国が多いですが直近ではネパールからの留学生が増えています。
<身分系の在留資格>
永住者と特別永住者の合計では、「中国と韓国(特別永住者が主)」が多く、永住が多いのは「日本人の配偶者等」が多いことも要因と思われます(中国とフィリピン)。